2024年06月03日
銅ロー付けvs銀ロー付け:シオン製作所が解説する各メリットと適用
こんにちは、滋賀県長浜市から医療機器の精密部品製造を担うシオン製作所です。
医療機器の部品製作において、最適なロー付け材料を選ぶことは非常に重要です。
今回は、銅ロー付けと銀ロー付けの特性とそれぞれのメリットについてご紹介します。
ロー付け材料の基礎知識
ロー付けとは、金属部品同士を接合するために、溶融温度が低い金属(ロー材)を使用して行う接合技術です。
銅と銀は、それぞれ異なる特性を持っており、使用する場面によって選ぶべき材料が異なります。
銅ロー付けの特徴
銅ロー付けは、主に高温で強度が要求される場面で使用されます。
耐熱性に優れ、コストパフォーマンスも良いため、広範囲にわたる産業で採用されています。
特に、耐久性が求められる医療機器の部品接合に適しています。
銀ロー付けの特徴
銀ロー付けは、銀を主成分としたロー材を使用し、比較的低温で行うことができます。
このため、熱による部品の変形が少なく、高い導電性と耐食性を持つ接合が可能です。
精密な医療機器の製造に非常に適しています。
各ロー付け技術の適用場面
銅と銀のロー付けは、それぞれ異なる状況での利用が推奨されます。具体的な適用場面を見ていきましょう。
銅ロー付けの適用場面
・高温での使用が予想される医療機器
・大量生産におけるコスト効率の向上が求められる部品
・高い物理的強度が必要とされる接合部
銀ロー付けの適用場面
・精密機器や電子機器の小規模部品
・高い導電性が求められる接合部
・熱影響を最小限に抑えたいデリケートな部品
選択のポイント
どのロー付け技術を選ぶかは、最終製品の用途と必要条件に大きく依存します。
当社では、お客様からの具体的な要求を詳しくお伺いした上で、最適なロー付け方法をご提案します。
見積もりや製作依頼に関しては、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
銅ロー付けと銀ロー付け、どちらも医療機器の精密部品製造において重要な役割を果たします。
シオン製作所としては、これらの技術を駆使し、滋賀県長浜市から高品質な医療機器部品を提供し続けることをお約束します。
医療機器の製作依頼や部品の見積もりについて、詳しい情報が必要な場合はいつでも当社までお問い合わせください。
医療機器の未来を、一緒に創造しましょう。